<ちょっと気になる尿の悩み> 過活動膀胱
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「最近、トイレが近くて」 「尿意を感じてから我慢できる時間が短くなった」 |
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★ひん尿の原因は、膀胱炎などの尿路感染症や尿路結石、糖尿病、膀胱がんなどいろいろあります。このような病気がないにもかかわらず、急にガマンできないほどの尿意をともなう頻尿、あるいは夜間頻尿を「過活動膀胱」といいます。 過活動膀胱 40歳以上の人の8人にひとりは悩んでいると言われるこの症状は、うまく尿をためることができず、勝手に膀胱が萎縮するためにおきます。 ●尿意切迫感がある症候群で、頻尿と夜間頻尿を伴います。 |
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尿意切迫感 |
前回の排尿時からそれほど時間がたっていないのにもかかわらず、突然、ガマンする余裕がないほど切迫感がある強い尿意がおこる。通常の尿意とは違う。
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頻尿・夜間頻尿 |
トイレに行く回数は個人差はありますが、日中で5~6回。就寝中はいかないのが正常です。頻尿のめやすは1日8回以上、夜間頻尿は夜中睡眠中に1回以上の排尿があり起きることです。
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原 因
過活動膀胱の主な原因としては、脳と膀胱を結ぶ神経のトラブルや骨盤内底筋群の緩み、前立腺肥大症などがあります。
▲神経のトラブル 脳の病気や脊髄の病気により、脳からの排尿の指令が正常に伝わらなくなり症状がおこる ▲骨盤内底筋群のゆるみ 加齢や出産などによって骨盤内底筋がゆるんだり傷んだりすることがあり、排尿のメカニズムがうまく働かない。尿道の開け閉めもうまくいかなくなり、尿が漏れやすくなります。 ▲前立腺肥大症 前立腺は、膀胱の出口近くに尿道を取り巻くようあります。加齢とともに前立腺が肥大し尿道が圧迫され、尿が出にくくなることがあります。こうなると、何とか出そうとして膀胱に負担がかかります。これが繰り返されると、膀胱の筋肉が異常をきたし、少しの刺激にも過敏に反応しておこります。
▲その他
明らかな原因を特定することができないものや、加齢によるものも少なくありません
対 策
① 膀胱訓練
トイレに行きたくなっても、すぐにトイレにかけ込まないでガマンする訓練です。尿意切迫感や尿漏れを心配するあまり、少ししか尿がたまっていないのに早め早めにトイレに行きつづけていると、習慣的になり、膀胱がだんだん小さくなって尿をためにくくなります。
はじめは、尿意を感じても5~10分ほどトイレに行くことをガマンして、慣れてきたらだんだん時間を長くしてみましょう。排尿をガマンしても膀胱炎になるようなことはありませんが、腹痛が起こったり冷や汗がでたりするほどのガマンはよくありません。
② 頻尿や尿漏れに役立つ食品
漢方的には、頻尿や尿漏れは「腎気不固」の状態であると考えられています。「腎」と「膀胱」の固摂作用(締める力)が低下していることで、頻尿や尿漏れ以外にも、多尿、残尿感、夜尿などの症状が現れます。
それを改善するのに「ペポカボチャ種子」などの漢方食品が注目されています。
その他、体を冷やさないこと、水分を必要以上に摂りすぎないこと、膀胱が圧迫されるので便秘に気をつけることなども大切です。
③ 骨盤内底筋体操
弱っている骨盤内底筋をきたえて、尿道のしまりをよくする体操をしましょう。
<更年期の尿失禁>
更年期の年代では、尿道付近や骨盤の底の括約筋が加齢による変化を起こしたり、女性ホルモンの減少で膀胱の粘膜や括約筋が萎縮してくる傾向があって、そのため尿意が抑えらなくなる場合があります。
くしゃみをしたり咳込んだり、ものを持ち上げるときや運動中に軽い尿漏れがあり、ときにトイレが間に合わないこともあります。
<過活動膀胱治療薬の問題>
過活動膀胱の症状には、膀胱の過度の収縮を抑える抗コリン薬(イミダフェナシン、ソリフェナシン、プロピベリンなど) が用いられます。
しかし、過活動膀胱が現れる高齢者層には抗コリン薬を使いにくい事情があります。高齢者は糖尿病、高血圧などの疾患を抱えているケースが多く、それらの疾患や併用薬によっては口渇・便秘などの副作用がでやすくなるからです。
特に抗コリン薬の使用が難しいのは高齢の男性です。高齢男性の過活動膀胱は前立腺肥大との合併が多く、その場合、抗コリン薬が尿閉を助長することがあるからです。使用にあたっては医師とよく相談してください。
<腎の衰えを漢方で治療する>
尿の貯蔵と排泄は膀胱で行われていますが、漢方ではこの膀胱の機能が「腎」によって調節されていると考えます。
漢方でいう腎は、腎臓というひとつの臓器だけを指すのではなく、排尿・排泄、水分代謝、ホルモン分泌調節などの機能の総称です。腎の機能が衰えた状態を「腎虚」といい、腎虚になると「水」に関する異常が起こります。排尿トラブルはその腎虚による症状の一つです。
★排尿トラブルなどの症状を改善するためには、その原因である腎虚を治療します。
それには腎機能の衰えを回復させる漢方薬を使用します。
一般的にこれらの漢方薬は尿トラブル以外の症状(四肢の冷え、倦怠感、口渇、むくみなど) も改善します。




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