一般的な不妊治療
「病院の治療ステップ1」タイミング療法
排卵日に合わせた性交を持つことで、妊娠の確率は上がります。
基礎体温表をつければ、自分でもある程度排卵日の予測ができます。また市販の排卵日予測キットを使えば、毎日の尿のチェックだけで、より正確に排卵日を予測することができます。
さらに正確な予測をするためには、病院でタイミング療法を受ける方法があります。超音波検査などにより卵胞の成熟の程度を知ることで、正確な排卵日の予測をするものです。
「病院の治療ステップ2」排卵障害がある場合
★クロミフェン療法(排卵誘発剤による治療)
★ゴナドトロピン療法(排卵誘発剤による治療)
排卵障害がある場合いには、クロミフェン療法やゴナドトトピン療法が用いられます。クロミフェン療法では、卵胞の発育を促すクロミフェン製剤を服用し、タイミング療法と同じようにして排卵期を予測、ベストな性交のタイミングを指導します。
- 排卵誘発剤ってなぁに?
不妊治療でもちいられる排卵誘発剤の役割は大きく二つあります。
・排卵のない人や排卵しづらい人に、排卵させる。
・複数の卵を育てて妊娠のチャンスを高める。
他には…月経周期が長い、低温期の周期が長い、排卵期から黄体期に移行する時の体温の上がり具合が悪いなどの黄体機能不全の治療にも使われます。一般的な月経不順にもよく使用されます。
排卵誘発剤には「飲み薬」と「注射」があります。さらに注射は「hMG製剤」と「FSH製剤」に分けられます。
- セキソビット(シクロフェニル製剤)白色の錠剤。脳に働いてFSHの分泌を促します。排卵誘発剤の中では、排卵誘発作用は弱い。無排卵や排卵しづらい人の治療、タイミング療法や人工授精などに用いられます。基本的な使い方は、月経5日目から1日6錠(2錠×3回)を5日間服用
- クロミッド、クロミフェン、セロフェン(クロミフェン製剤)一般的によく使われている白色の錠剤。脳に働いてFSHの分泌を促します。セキソビットよりも排卵誘発作用が高く、タイミング法や人工授精だけでなく、体外受精や顕微授精でも使用されます。月経5日目から1日1~3錠を5日間服用
※排卵誘発剤は陰を削る作用が強いので、必ず「乾く」という症状が確認できます。排卵期の頚管粘液の不足なども副作用のひとつです。
「病院の治療ステップ3」人工授精(AIH)
排卵日に合わせて精液を採取します。その後、精子を洗浄・濃縮し、元気な精子だけを選びます。最も一般的なのは、授精針あるいは細いチューブ(カテーテル)を使って子宮内に精子を注入する方法です。
⇒卵巣刺激の副作用
排卵障害の治療に用いられる排卵誘発剤は、卵巣に刺激を与えることによって排卵を促そうするものです。これらの卵巣刺激法によって起こりえる副作用として、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などがあります。
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<卵巣過剰刺激症候群(OHSS)> 不妊治療における排卵誘発法(とくにゴナドトロピン療法)によって、多数の卵胞が発育、排卵し、卵巣腫大、腹水、胸水の貯留、血液濃縮などをきたします。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対する排卵誘発時に発生しやすい。 →腹部膨満感、悪心、嘔吐、乏尿、呼吸困難などの症状 |
「病院の治療ステップ4」
★体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)・胚移植(ET)
卵子と精子の受精を体外で行い、培養して順調に分割した卵(胚)を子宮内に移植する医療です。
体外受精には、排卵直前に採取した卵子を、洗浄した精子を含む培養液の中に入れて受精させる方法と、顕微鏡の下で卵子に直接、精子を注入する方法(顕微授精/ICSI)があります。
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