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<妊娠、授乳期のお薬> 

月経、妊娠、出産、授乳、更年期など、体内で複雑な変化が起っている女性は、その時期のお薬の飲み方や種類によって体への影響を十分理解しておく必要があります。

★乳腺炎でお困りの方に

(1)「ゴボウシ(牛蒡子)」という薬草をお茶にして飲む
【ゴボウシの飲み方】
大さじ3杯ぐらい(20~40g)を500ml~600mlの水に入れて弱火でコトコト20分ぐらい煎じたものを
1日3回にわけて飲む。
       ↓↓↓
朝一番に作ったものを小さなポットに入れておいて、3回に分けて飲みと便利。
ちょっと苦いので、煎じる水の量は好みで薄めに作りましょう。
(疎散風熱・利咽消腫)

(2)荊防敗毒散 (ケイボウハイドクサン) この処方は、化膿性腫物の初期から最盛期にかけて熱が高いときに効果があります。エキス顆粒になっているので手軽に服用できます。


★お乳が出にくい方、張りが悪い方に(乳汁分泌不良)
(1)「ホコウエイ(蒲公英)コン」タンポポの根と全草があります。1日10~15g煎服

(2)レバコール⇒産後の回復と、栄養補給に

(3)十全大補湯など

  • 妊娠中

妊娠時期と薬剤の影響

妊娠時期

危険度

時期の特徴と催奇性以外の注意

最終月経~4週未満

奇形は起こらない

最終月経から14日目が、排卵・受精日。受精卵が子宮に着床すると妊娠が成立するが、器官などの形成はまだ先なので受けない、または受けた場合は着床しないので妊娠が成立しない

妊娠4~7週

絶対過敏期

器官形成期ともよばれる時期で、もっとも影響を受けやすい。脳、目、心臓など重要な臓器がつくられる時期

妊娠8週~15週

相対過敏期

この時期ではほとんどの器官ができあがっているものの、口蓋の閉鎖、性器の形成などが行われているので、影響がある薬の使用は控える必要がある

妊娠16週~出産まで

催奇形性の問題はない

催奇形性の問題はないものの、薬剤の影響によって発育の遅延、出生時の呼吸困難、心臓の動脈管の収縮などの機能障害を引き起こすことがある

【参考文献:セルフドクター】

 

  • 授乳中

母親が服用した薬の成分の一部は、母乳中に移行します。この母乳をのむことで乳児が薬の影響を受ける場合もあり、生後1か月以内の新生児は、薬の成分に敏感です。

 

○授乳中なのに風邪をひいてしまったときは?

葛根湯、桂枝湯、麻黄湯、小青竜湯、柴胡桂枝湯など

 

○妊娠中の便秘には?

妊娠中は便秘しやすい傾向にあります。漢方といえど、妊娠6~11週には服用を控えるほうがよい。

桂枝加芍薬湯や小建中湯などが代表で、妊娠中の便秘には「ダイオウ」などの下剤を含まない処方を使うことが多いです。

器官形成期以降の便秘には、潤腸湯麻子仁丸などが(慎重に)用いられます。

温野菜や乳酸菌の摂取など腸内環境を良くしておくことは、便秘に限らず生まれてくる赤ちゃんのためにも大切です。

便通を促すために多量のオリゴ糖を飲まれている方がおられますが、ビフィズス菌が植物食の配糖体の糖を食べ残す原因となるので、オリゴ糖は適量お召し上がりください。

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